低体温はうつになりやすい?
うつ病ってどんな病気?
気温が暖かく、空がカラッと晴れた朝って気持ちが良いものですよね。
反対に、寒くてどんより曇った日は
なんとなく心まで沈み込んでしまいがち。
人のココロは、自分で思っている以上に
周りの環境に左右されやすいものです。
実は、心理状態を左右するのは環境ばかりではありません。
あなた自身の身体の状態も、心に大きな影響を与えます。
確かに、風邪を引いて体調が悪い日は気分も乗らないものですよね。
"体温"も、心への影響力が強いものの一つ。
最近は平熱が36度以下という"低体温"の方が増えていますが、
この低体温という症状で心を病む人も増えているようなんです。
低体温がきっかけとなって発症する心の病の代表格は"うつ病"。
うつ病とは、気分障害の一種です。
主な症状は、抑うつ気分や不安、焦燥、精神活動の低下、食欲低下など。
低体温がうつ病を引き起こすのか、はたまたうつ病だから低体温になるのか…
その辺は明確にされていないようですが、
少なくとも両者の間に密接な関係があることだけは分かっているようです。
発汗、 kasynesisまたは背中の痛み
実際、自殺者の数は午後よりも午前中に多いのだとか。
午前中は体温がしっかり上がりきらない状態であるため、
精神的にも不安定になりやすいのではないかという説があるようです。
低体温だとなぜうつになる?
低体温になると血液循環が滞り、
各臓器への栄養や酸素の運搬がうまく行われなくなってしまいます。
そのため、内臓の働きは低下。これに伴い、脳内神経伝達物質の一つである
"セロトニン"の生産がうまくできなくなってしまいます。
セロトニンとは、簡単に言うと精神を安定させる作用を持つ物質。
このセロトニンが不足すると、心のバランスを崩してしまいます。
これが、いわゆる"うつ状態"ですね…。
通常、このセロトニンは寝ている間はほとんど作られず、
朝、目覚めと共に分泌が始まります。
しかし、低体温の場合、
朝起きても内臓のスイッチがうまく入らないわけですから
セロトニンの分泌もうまく行われません。
「朝は調子が悪いけど、午後になるとだんだん気分が上向いてくる」
という方が多いのは、
このセロトニン分泌が影響しているとも言われています。
デング熱患者のための看護介入
結果、「朝がダルい」「会社に行きたくない」「仕事をする気にならない」
…と気持ちは沈んでいくばかり。
これでは仕事もはかどりませんよね(汗)。
「近頃、どうも"うつ"っぽい」
「午前中と午後で気持ちにムラがある」
「朝、仕事をやる気にならない」と言う方は、
低体温を疑ってみた方が良いかもしれませんね!
心の免疫力を高めよう
平熱が36度以下になってしまう低体温は、
身体の免疫力を低下させ、様々な病気に引き金になります。
しかし、免疫力が低下するのはなにも身体ばかりではありません。
上述した通り、"心"の免疫力まで下げてしまうんですね…。
低体温を克服することで身体の免疫力を高め、同時に心も強くしましょう!
「低体温だと、セロトニンの分泌量が低下して"うつ"になりやすくなる」
とご紹介しましたが、では、
セロトニンを増やすにはどうしたら良いのでしょうか?
食べ物に気を付ける
セロトニンの原料は、トリプトファンというアミノ酸です。
食物から摂取されたトリプトファンは、
禁煙スパを停止する
ビタミンB6・ナイアシン・マグネシウムと共に
セロトニンを合成することが分かっています。
このトリプトファンを多く含む食物は、
大豆・納豆・豆腐・みそ・しょうゆなど。
また、ゴマ・ピーナッツ・しらす・わかめ・
牛乳・ヨーグルト・チーズ・アボガド・バナナにも多く含まれています。
これらを、ビタミンB6を含む食材(サンマ・イワシ・カツオ・サバ・
タイ・ニシン・マグロ、ブタ肉、牛レバー、玄米、ニンニク、
唐辛子、しょうが、バナナ…等)と一緒に食べるとより効果的!
セロトニン神経のトレーニングをする
呼吸、歩行、咀嚼といった動きには、
セロトニン神経を鍛える効果があるそうです。
「1日30分は歩く」「食事は良く噛む」「呼吸は深く、お腹から吸う」
…って、ダイエットや健康増進に関してよく言われることですが、
実は脳を鍛える作用もあるんですね!
低体温を改善する
低体温は、身体の温度調節を司る
自律神経のバランスが乱れた状態だと言われています。
原因は、精神的なストレスや、エアコンによる身体への負担、
偏った食生活、運動不足など。
0 コメント:
コメントを投稿