2012年4月10日火曜日

猫には危険な植物


猫には危険な植物

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猫にとって危険な植物

  

   

◆◆猫に有害な植物は700種!?◆◆

猫に有害な植物は700種もあるとか。
室内に花や緑があるのはステキですが
愛猫が囓らないようご注意ください。

 

◆◆有害植物・有毒植物一覧◆◆

有害植物・有毒植物のうち、代表的なものを表にしました。
この表以外にも有害・有毒な植物は多く存在するようです。
もし愛猫が何らかの症状を見せ、その前に何の植物を食べたか分かる場合は、
できればその植物も一緒に獣医師に見せてください。診断の決め手になるかもしれません。

特に危険な植物(死亡例があるなど)は赤字でしめしてあります。

※赤字でないものは決して死なないというわけではありません。
有毒植物についての毒性調査はヒトを基準にしたものが多く、体の小さなネコには
さらなる注意が必要です。とはいえ、 個体差もありますし、
一口でも囓ったらたちまちどうかなる、というわけではないかもしれません。
愛猫の健康のためには注意するにこしたことはない、ということです。
事故を防ぐためにも愛猫は完全室内飼いされることをお奨めします。

※有害な植物を含む科名一覧:あいうえお順
アヤメ科、イチイ科、イチヤクソウ科、イラクサ科、ウコギ科、ウラボシ科、ウルシ科、
エゴノキ科、オシロイバナ科、キキョウ科、キク科、キョウチクトウ科、キンポウゲ科、
クマツヅラ科、クワ科、ケシ科、ゴマノハグサ科、ザクロ科、サトイモ科、シキミ科、
ジンチョウゲ科、スズラン科、ソテツ科、セリ科、センダン科、タデ科、ツツジ科、
ツヅラフジ科、ツリフネソウ科、トウダイグサ科、ドクウツギ科、トチノキ科、
ナス科、ニシキギ科、ネギ科、バショウ科、ヒガンバナ科、ヒルガオ科、ボタン科、
マメ科、ミカン科、メギ科、モクレン科、ヤマイモ科、ヤマゴボウ科、ユズリハ科、ユリ科
(これらの科に含まれるすべての種が有害というわけではありません)

 

●ア行           →タ行〜 は、次のページへ

アーモンド(ハタンキョウ)【バラ科】 ビターアーモンドには青酸化合物であるアミグダリンが含まれ、呼吸困難、虚脱など。チック症状やけいれんをおこすことも。
アイリス【アヤメ科】 食べた直後に嘔吐、腹部の痛み、下痢など。
成分:イリジェニンirigenin、イリジンiridin 
アサ(タイマ)【クワ科】 運動失調、幻覚、麻痺、沈鬱と興奮、嘔吐。
成分:テトラヒドロカンナビノール(THC)   
アサガオ【ヒルガオ科】

嘔吐、下痢、反射低下、瞳孔散大、血圧低下など。
種に注意。

アサツキ【ネギ科】 ネギ類共通の症状として、血液中の赤血球が壊れ溶血性貧血をおこす。
心臓の鼓動が速くなる、ふらつく、横断、嘔吐、下痢、口内粘膜蒼白、など。症状は個体差が大きく、最悪死亡することもある。加熱しても効力は衰えないのでハンバーグなどネギ入り料理にも注意。
アザレア(オランダツツジ、西洋ツツジ)【ツツジ科】 葉と蜂蜜に含まれるグラヤノトキシンにより、よだれ、嘔吐、蹴り、視力障害、筋力低下、徐脈、痙攣、昏睡、など。消化器症状は数時間以内に発生。摂取量が多いと数日で死亡。
アジサイ【アジサイ科】 嘔吐、沈鬱、元気消失、呼吸困難、チック症状、けいれんなど。
死亡する場合もあるので、食べたと分かったら直ちに動物病院へ。
特にが危険(hydranginが消化器内で青酸に変化するため)。
アセビ(アシビ)【ツツジ科】 葉と蜂蜜に含まれるグラヤノトキシンにより、よだれ、嘔吐、蹴り、視力障害、筋力低下、徐脈、痙攣、昏睡、など。消化器症状は数時間以内に発生。摂取量が多いと数日で死亡。
成分:アセボトキシンasebotoxin
アマリリス【ヒガンバナ科】 食べた直後に嘔吐、下痢、腹痛、流涎、血圧低下、心不全。重篤になると昏睡、麻痺など。死に至ることもある。球根はとくに毒性が強く、少量でも危険。

アルファルファ(ルーサン、ムラサキウマゴヤシ)【マメ科】


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食べた直後に嘔吐、腹部の痛み、下痢など。
 
アロエ【アロエ科】 樹液に含まれるバーバロインが下痢を引き起こす。
*アロエは分類体系により、アロエ科・ユリ科・ツルボラン科のいずれかに分類されます。
アヤメ【アヤメ科】 吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、胃腸炎。根茎に注意。
 
アンズ【バラ科】 種に注意。呼吸困難、虚脱など。チック症状やけいれんなど。
最悪死亡する場合もあるので、種を飲み込んだ場合は動物病院へ。
アミグダリンが消化管の中で加水分解されると青酸を遊離するため。
イエロージャスミン(カロライナジャスミン)【マチン科】 運動失調、嚥下困難、痙攣、呼吸筋麻痺をこして死亡することも。
ゲルセミンとその関連アルカロイドが原因とされる。
*ジャスミン(モクセイ科)とイエロージャスミンは別種です。
イカリソウ(インヨウカク)【メギ科】 知覚神経興奮。
古くから強壮剤として生食、あるいは薬酒に使用された植物。小動物に対しては中毒を起こす可能性。
イチイ(オンコ、アララギ)【イチイ科】 呼吸困難、ふるえ、瞳孔の散大、不整脈、けいれんなど。
何の症状もなく、突然死ぬことも。
少量なら、嘔吐、腹部の痛みなど。
成分:タキシンtaxine、タキソールtaxol
イチジク【クワ科】 皮膚のシミ、粘膜のびらん。
   
イチヤクソウ【イチヤクソウ科】 血管拡張による血圧低下。
イヌサフラン (コルチカム) 【ユリ科】

ユリ科は猫にとっても最も恐ろしい植物のひとつ。
尿細管変性を起こし、 嘔吐、下痢、沈鬱、脱水症状、腎臓障害、視力障害、呼吸困難、手足のしびれ、循環不全、全身麻痺など。 死亡することも。また回復しても慢性腎不全や膵炎に移行する危険がある。
葉を1枚食べただけでも中毒死するおそれがあり、また、体に付いた花粉をなめた猫の死亡例も報告されている。花瓶の水も中毒の原因になり得る。
成分:コルヒチンcolchicine

人間でも、2007年4月に新潟県の夫婦がイヌサフランを、食用山菜のギョウジャニンニクと間違えて食べ50代の夫が死亡した事件のほか、岩手や北海道でも下痢や嘔吐(おうと)などの中毒症状の報告があり、要注意。

Link-イヌサフラン:山菜と間違え男性死亡 球根食べ犬も中毒死/毎日新聞 - 2008年5月27日
Link-「イヌサフラン」の球根食べ、ペットの犬死ぬ…注意呼びかけ/読売新聞 - 2008年5月27日

 

イラクサ(イタイイタイクサ、イライラクサ)【イラクサ科】

皮膚接触の場合は痛み、ブレ、炎症。
経口摂取の場合は口腔の灼熱感、流涎、嘔吐、筋力低下、呼吸困難、など。
成分:アセチルコリンacetylcholine、ヒスタミンhistamine、セロトニンserotonin


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ウマノアシガタ【キンポウゲ科】 流涎、口腔の灼熱缶、嘔吐、下痢、運動失調、不整脈、けいれん。
死に至ることもある。
キンポウゲ科の食物は毒性の非常に強いものが多いので注意。
ウルシ【ウルシ科】 皮膚のかぶれ。
ウルシ科の植物に含まれるウルシオールは強力なアレルギー性接触性皮膚炎を誘発。気化するので近づいただけでもかぶれることがある。
エゴノキ(ロクロギ、チシャノキ)【エゴノキ科】 口腔と喉の刺激、胃のただれ、溶血作用。
成分:エゴサポニンjegosaponin   
エンレイソウ(タチアオイ)【ユリ科】 ユリ科は猫にとっても最も恐ろしい植物のひとつ。
尿細管変性を起こし、 嘔吐、下痢、沈鬱、脱水症状、腎臓障害、視力障害、呼吸困難、手足のしびれ、循環不全、全身麻痺など。 死亡することも。また回復しても慢性腎不全や膵炎に移行する危険がある。
葉を1枚食べただけでも中毒死するおそれがあり、また、体に付いた花粉をなめた猫の死亡例も報告されている。花瓶の水も中毒の原因になり得る。
オシロイバナ【オシロイバナ科】 嘔吐、下痢、腹痛、幻覚作用(種子)、皮膚刺激
オダマキ【キンポウゲ科】 流涎、口腔の灼熱缶、嘔吐、下痢、運動失調、不整脈、けいれん。
死に至ることもある。
キンポウゲ科の食物は毒性の非常に強いものが多いので注意。
オトギリソウ【オトギリソウ科】 色素毒、皮膚炎、壊死。
成分:ピペリシンhypericin
オニドコロ(ナガトコロ)【ヤマノイモ科】 嘔吐、胃腸炎。根茎に注意。
オニユリ【ユリ科】 ユリ科は猫にとっても最も恐ろしい植物のひとつ。
尿細管変性を起こし、 嘔吐、下痢、沈鬱、脱水症状、腎臓障害、視力障害、呼吸困難、手足のしびれ、循環不全、全身麻痺など。 死亡することも。また回復しても慢性腎不全や膵炎に移行する危険がある。
葉を1枚食べただけでも中毒死するおそれがあり、また、体に付いた花粉をなめた猫の死亡例も報告されている。花瓶の水も中毒の原因になり得る。
オモト【ユリ科】 ユリ科は猫にとっても最も恐ろしい植物のひとつ。
尿細管変性を起こし、 嘔吐、下痢、沈鬱、脱水症状、腎臓障害、視力障害、呼吸困難、手足のしびれ、循環不全、全身麻痺など。 死亡することも。また回復しても慢性腎不全や膵炎に移行する危険がある。
葉を1枚食べただけでも中毒死するおそれがあり、また、体に付いた花粉をなめた猫の死亡例も報告されている。花瓶の水も中毒の原因になり得る。
【その他】
アネモネ【キンポウゲ科】、イボタノキ【モクセイ科】、ウメ【バラ科】、オキナグサ【キンポウゲ科】

●カ行 

カラー(エレファントイヤー)【サトイモ科】


口内炎、舌炎、よだれ、皮膚炎など。
原因は葉に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶と蛋白成分(未確認)と思われる。
カラスビシャク【サトイモ科】 口内炎、舌炎、よだれ、皮膚炎など。
原因は葉に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶と蛋白成分(未確認)と思われる。
カルミア【ツツジ科】 葉と蜂蜜に含まれるグラヤノトキシンにより、よだれ、嘔吐、蹴り、視力障害、筋力低下、徐脈、痙攣、昏睡、など。消化器症状は数時間以内に発生。摂取量が多いと数日で死亡。
キキョウ【キキョウ科】 食べて数分後〜数時間後に脈が速くなる、よだれ、ふるえ、ひきつり、ふらつきなど。
その後、呼吸困難、虚脱、意識障害、心臓麻痺など。死に至ることもある。
キツネノカミソリ(ヤマクワイ)【ヒガンバナ科】 食べた直後に嘔吐、下痢、腹痛、流涎、血圧低下、心不全。重篤になると昏睡、麻痺など。死に至ることもある。球根はとくに毒性が強く、少量でも危険。
キツネノテブクロ(ジキタリス)【ゴマノハグサ科】 食べて2〜3時間後に不整脈、吐き気、腹部の痛み、下痢、腹痛、けいれん、不整脈など。 異常な興奮の後、昏睡に陥り、死ぬことも。
葉から抽出される成分(ジキタリス)は、強心利尿薬として使用される薬草。
成分:ジギトキシンdigitoxin、ジギタリンdigitalin
キツネノボタン【キンポウゲ科】 流涎、口腔の灼熱缶、嘔吐、下痢、運動失調、不整脈、けいれん。
死に至ることもある。
キンポウゲ科の食物は毒性の非常に強いものが多いので注意。
キナ【アカネ科】 精神障害、溶血作用。
成分:キニーネquinine

キバナハウチワマメ(ルピナス、ノボリフジ)【マメ科】


嘔吐、腹痛、よだれ、血圧上昇、運動失調、呼吸不全。
死に至ることもある。
キバナフジ【マメ科】 嘔吐、腹痛、よだれ、血圧上昇、運動失調、呼吸不全。
死に至ることもある。
キョウチクトウ(タイミンクワ、タウチク)【キョウチクトウ科】 皮膚のかぶれ、口腔の頭痛、嘔吐、下痢、腹痛、ときに心臓麻痺。
成分:オレアンドリンoleandrin、アディネリンadynerin
クワズイモ【サトイモ科】 口内炎、舌炎、よだれ、皮膚炎など。
原因は葉に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶と蛋白成分(未確認)と思われる。
クリスマスローズ【キンポウゲ科】 流涎、口腔の灼熱缶、嘔吐、下痢、運動失調、不整脈、けいれん。
死に至ることもある。
キンポウゲ科の食物は毒性の非常に強いものが多いので注意。
成分:ヘレブリンhellebrin
ケキツネノボタン【キンポウゲ科】 流涎、口腔の灼熱缶、嘔吐、下痢、運動失調、不整脈、けいれん。
死に至ることもある。
キンポウゲ科の食物は毒性の非常に強いものが多いので注意。
クサノオウ(タムシグサ、ニガクサ、ハックツサイ)【ケシ科】 嘔吐、胃腸炎、体温や脈拍の低下、幻覚、呼吸困難。
死に至ることもある。
成分:ケリドニンchelidonine、プロトピンprotopine、ベルベリンberberine
ケシ【ケシ科】 嘔吐、胃腸炎、体温や脈拍の低下、幻覚、呼吸困難。
死に至ることもある。
成分:モルヒネmorphine、コデインcodeine、パパベリンpapaverine
ケマンソウ(フタボシ、タイツリソウ、ヨウラクボタン)【ケシ科】 嘔吐、胃腸炎、体温や脈拍の低下、幻覚、呼吸困難。
死に至ることもある。
コウモモリカズラ(ヘンプクカズラ)【ツヅラフジ科】 頻脈、けいれん、神経障害。
コカ【コカノキ科】 麻酔作用、局所麻酔作用。
成分:コカインcocaine
コクサギ【ミカン科】 嘔吐、手足のけいれん、麻痺。皮膚のかぶれ。
   
ゴクラクチョウカ(ストレリチア)【バショウ科】 種に含まれるタンニンにより、嘔吐や下痢など。
 
コバイケソウ【ユリ科】 ユリ科は猫にとっても最も恐ろしい植物のひとつ。
尿細管変性を起こし、 嘔吐、下痢、沈鬱、脱水症状、腎臓障害、視力障害、呼吸困難、手足のしびれ、循環不全、全身麻痺など。 死亡することも。また回復しても慢性腎不全や膵炎に移行する危険がある。
葉を1枚食べただけでも中毒死するおそれがあり、また、体に付いた花粉をなめた猫の死亡例も報告されている。花瓶の水も中毒の原因になり得る。
コブシ【モクレン科】 筋肉の弛緩、麻痺。
   

【その他】
カタバミ【カタバミ科】、カラジュウム【サトイモ科】、クロユリ【ユリ科】、月桂樹【クスノキ科】

●サ行 

サクランボ(オウトウ)【バラ科】 呼吸困難、虚脱など。チック症状やけいれんをおこすことも。
種に注意。 
ザクロ【ザクロ科】 嘔吐、下痢、胃炎、めまい、運動失調、精神混乱、失神、中枢神経麻痺。
   
サツキ【ツツジ科】 葉と蜂蜜に含まれるグラヤノトキシンにより、よだれ、嘔吐、蹴り、視力障害、筋力低下、徐脈、痙攣、昏睡、など。消化器症状は数時間以内に発生。摂取量が多いと数日で死亡。
サトイモ【サトイモ科】 口内炎、舌炎、よだれ、皮膚炎など。
原因は葉に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶と蛋白成分(未確認)と思われる。
シキミ(ハナノキ、コウノキ、ハカバナ)【シキミ科】 嘔吐、下痢、めまい、血圧上昇、全身痙攣、よだれなど。
成分:アニサチンanisatine 
シクラメン【サクラソウ科】 嘔吐、下痢、胃腸炎など。
体内に多量に入ると神経症状を起こして死に至るケースが。
ジャガイモ【ナス科】

ナス科の植物は嘔吐、腹部の痛み、血便、、下痢、めまい、口内の乾燥、呼吸困難などをひきおこすことがある。 けいれん、麻痺などの神経症状、心筋梗塞などに進行し、死ぬことも。
ジャガイモは、熟したものは無害だが、は有害。


シャクナゲ【ツツジ科】 葉と蜂蜜に含まれるグラヤノトキシンにより、よだれ、嘔吐、蹴り、視力障害、筋力低下、徐脈、痙攣、昏睡、など。消化器症状は数時間以内に発生。摂取量が多いと数日で死亡。
シャクヤク【ボタン科】 皮膚のかぶれ、嘔吐、胃腸障害、血液低下。
根は漢方薬として使われるが、そのまま食べると中毒を発症。
シュロソウ【ユリ科】 ユリ科は猫にとっても最も恐ろしい植物のひとつ。
尿細管変性を起こし、 嘔吐、下痢、沈鬱、脱水症状、腎臓障害、視力障害、呼吸困難、手足のしびれ、循環不全、全身麻痺など。 死亡することも。また回復しても慢性腎不全や膵炎に移行する危険がある。
葉を1枚食べただけでも中毒死するおそれがあり、また、体に付いた花粉をなめた猫の死亡例も報告されている。花瓶の水も中毒の原因になり得る。
ショウブ【サトイモ科】 口内炎、舌炎、よだれ、皮膚炎など。
原因は葉に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶と蛋白成分(未確認)と思われる。
ジンチョウゲ(チンチョウゲ)【ジンチョウゲ科】 食べた直後に嘔吐、腹部の痛み、下痢、腎不全など。
 
スイカズラ(ニンドウ)【スイカズラ科】 食べた直後に嘔吐、腹部の痛み、下痢など。
 
スイセン【ヒガンバナ科】 食べた直後に嘔吐、下痢、腹痛、流涎、血圧低下、心不全。重篤になると昏睡、麻痺など。死に至ることもある。球根はとくに毒性が強く、少量でも危険。
成分:リコリンlycorine
スイートピー【マメ科】 頸椎麻痺。
成分:β-N-(γ-1-グルタミール)アミノプロピオニトリル β-N-(γ-1-glutamyl)aminopropionitrile
スズラン【スズラン科】 食べて2〜3時間後に不整脈、吐き気、下痢、腹部の痛みなど。
異常な興奮の後、昏睡に陥り、心不全をおこし死ぬことも。
成分:コンバラトキシンconvallatoxin、コンバラトキソールconvallatoxol、コンバロサイドconvalloside

スパシフィラム【サトイモ科】

口内炎、舌炎、よだれ、皮膚炎など。
原因は葉に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶と蛋白成分(未確認)と思われる。
セイヨウキヅタ【ウコギ科】 食べた直後に嘔吐、腹部の痛み、下痢、流涎など。
 
セイヨウキョウチクトウ【キョウチクトウ科】 強心配糖体が含まれていて、ひどい場合は心臓停止にいたる。
 
センダン(アフチ、アカセンダン)【センダン科】 嘔吐、よだれ、下痢、胃炎、けいれん、運動失調、呼吸停止、心停止。
ヒト、動物ともに死亡事故が発生。 
ソテツ【ソテツ科】 摂取後12時間以内に発症。
嘔吐、腹痛、腎不全、黄疸、肝不全、運動失調、昏睡、けいれんなど。
死に至ることもある。
【その他】
サクラソウ【サクラソウ科】、サフラン【アヤメ科】、スゲ【カヤツリグサ科】、スモモ【バラ科】

→タ行〜 は、次のページへ

 

*上記植物についてもっと調べたい方、写真を検索したい方はこちらからどうぞ。
検索ボックスに植物名を記入してクリックすると、Google の検索結果ページが別ウィンドウで開きます。

 

 

*こちらもあわせてご覧ください。
 →猫に食べさせてはいけないもの

 

◆◆参考文献◆◆

上記はいずれも下記文献を参考にしました。
管理人は獣医師でも学者でもないため、症状等についてはすべて本からの受け売りです。
自分で実験したわけではありません。
もっと知りたい方はどうぞ本をご入手ください。本には対処法も書いてあります。
ネットは便利ですが、やはり頼りになるのは書物だと思います。

*「イヌ+ネコ家庭動物の医学大百科」 財団法人動物臨床医学研究所編
*「もっともくわしいネコの病気」 矢沢サイエンスオフィス編
   ↑上記2冊はいずれも愛猫家必携の良書です。
     どちらか1冊は(できれば両方)購入されることをお奨めします。

*「ナチュラル派のためのネコに手づくりごはん」 須崎恭彦
*「猫こんなとき救急マニュアル100」 高野瀬順子

 

◆◆関連コンテンツ◆◆

 

  

 

*猫さんを家族に迎えたい方!アナタを待っている猫さんがいます!>>> 猫の里親リンク集

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